フリーランスは好きな仕事だけやるのか

フリーランスというと好きな仕事ができていいという印象を持っている人が多いかもしれないが、フリーで仕事をしている人全員が好きな仕事をしているわけではなく、むしろ好きではない仕事をしているケースもたくさんあるようだ。もちろん、好きな仕事をする夢を持って独立し、そのまま成功する人もいるだろうが、夢をかなえるのはそんなに簡単なことではない。では、多くのフリーランスはどうしているのかというと、自分が世の中の役に立つこと、求められる目の前のことを一生懸命やっているはずだ。

フリーになって好きな仕事をしようと思っているだけで仕事は来るはずもなく、能動的に仕事を探すことが必要な時もある。特に、独立当初はそのケースに当てはまるだろう。人脈を辿ったりビジネスマッチングサイトでの募集等から仕事を探すことになるが、その時に大事なことは、その募集に対して自分は何ができるかということである。好きな仕事というよりも、自分にはどんな能力やスキルがあるかを謙虚に見極めて冷静に応募することで初めて仕事が得られるのではないだろうか。これが仕事の探し方の重要なポイントだろう。

仕事とは世の中への役立ちだと言われているが、常に自分の能力等を棚卸し、発揮することで収入を得ていく必要があるはずだ。その結果はもともとの自分が好きなことと違うかもしれないが、役立てる実感があればやがて自分の仕事に対して誇りが持てるようになるだろう。